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"メメント・モリ"とは、ラテン語で"死を想え"の意。このタイトルに夢野久作著『ドグラマグラ』中のエピソードを思い出す。政治を投げ出し、淫蕩にふける玄宗皇帝を諫めようと、ある画家が、自分の最愛の妻を殺し、その死体が次第に腐乱していく様を描き上げる。それを見せることによって、皇帝の目を醒まそうというのだ。死が日常生活から完全隔離された現代社会に対し、"死を想え"というテーゼを提示すること、それは逆説的に"生を想え"と述べていることに他ならない。表紙カバーに、ごくうっすらと折れ跡ある他は、状態良好。初版第2刷/176pp./B6判/Color |